昨年12月の福岡国際2位藤本拓(30=トヨタ自動車)が、日本人2番手の4位に入った。2位小椋の1時間0分0秒に6秒及ばなかったが、従来の日本記録1時間0分17秒を更新。「1時間1分台で走れればと思っていた。想定外のタイムだった」。

ラスト500メートルで小椋に抜かれて「できれば譲ってほしかった。正直しんどいなと思いながら走った」と苦笑い。マラソン挑戦は福岡国際でひと区切り。目標の世界ハーフマラソン(3月29日、ポーランド)に向けた好走となった。

今大会は2位小椋、4位藤本、5位菊地、6位設楽悠の4人が1時間0分台の好タイムを記録。4人全員がナイキの厚底シューズを使用。日本陸連の河野長距離マラソンディレクターは「レベルが高かった。周囲はシューズ、シューズ(の効果)というだろうが、それにしてもこのレベルアップはうれしい」と話した。