ロシア陸連が抜き打ちのドーピング検査への対応を怠ったトップ選手のアリバイをつくるために文書を偽造していた疑いがある問題で、同陸連が不正を認めたと2日、AP通信が報じた。

世界陸連は男子走り高跳びで2017年世界選手権2位となったダニル・ルイセンコのドーピング検査を巡り、文書偽造などで共謀したとして当時のロシア陸連の会長を含む複数の幹部らに対し昨年11月に処分を科した。今年2月に就任したロシア陸連のユルチェンコ会長は「完全に嫌疑を認める」とした。

ロシア陸連は組織的なドーピング問題で15年から世界陸連による資格停止処分を受けており、選手は東京五輪から除外される可能性が出ている。ユルチェンコ会長は謝罪した上で「遅ればせながら(不正を認めた)今回の行動が資格回復の手続き開始につながることを望みたい」と訴えた。(共同)