新潟アルビレックスランニングクラブ(RC)が17日、新潟市にマスク5000枚を寄贈、大野公彦社長(42)と50キロ競歩の小林快(27)が、中原八一市長(60)を訪問した。

新型コロナウイルス感染拡大を受け、緊急事態宣言の対象が16日に全国へ拡大された。クラブ側は感染防止のため、不足しているマスクを寄付し「新潟市こども未来部」を窓口に、市民児童館や放課後児童クラブの職員らに配布してもらう。中原市長は「感染拡大のリスクを下げるのに有効。いただいたマスクを活用したい」と感謝した。

新潟アルビレックスRCは、既存の「アル美健康プロジェクト」を新型コロナウイルスの拡大防止と終息のための地域貢献活動に特化することを決定。独自のルートから2万枚のマスクを購入。今回の寄贈は、その第1弾であり、今後も何らかの形で寄贈を続けていく。大野社長は「地域に支えられてきたクラブ。こういう時だからこそ(県民、市民の方に)還元したい。それがクラブの存在意義」と話した。同席した17年世界選手権50キロ競歩銅メダリストの小林も「終息に向けてできることをやっていきたい」と抱負を語った。