全国高校体育連盟が新型コロナウイルス感染拡大の影響で今夏の全国高校総体中止を決定した26日、道内関係者が無念の思いを明かした。

総体の開催断念を受け、28日には北海道高体連の理事会で各地区大会、道大会についての実施可否が判断される。

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陸上女子200メートルで2連覇が懸かっていた石堂陽奈(3年)を指導する立命館慶祥(北海道)の日裏徹也監督(38)は26日、日本陸連や道高体連に代替大会開催の要望を出す意向を示した。朝に、休校後初のオンライン・ミーティングを開き「それ(代替大会)が開催されるならば、立命館慶祥は違うなと思われるような状態にもっていけるように準備をしよう」と選手へ伝えたという。男子100メートルで9秒98の自己記録を持つ小池も育てた同監督は「今は状況でやれる状態ではないが、3年生の選手にとっては非常に苦しい決定。寂しい、残念な思い」と話した。