陸上男子走り高跳び日本記録保持者の戸辺直人(28=JAL)が17日、都内にある同社の本社ビルに出社した。

コロナ禍の期間はオンラインでの取材対応だったが、報道陣との距離を確保し、マスクを着用した上で、対面での取材にも応じた。「東京都に来たのも、3カ月ぶりくらい。久々の都会でちょっとソワソワしています」と笑った。

拠点の筑波大は、まだ使えないため、今は主に千葉や茨城の競技場で練習している。感染予防のためマットは使えず、背面跳びの練習はできない。その中でも、マットを置かなくても可能な、はさみ跳びや、スプリントなどのフィジカル強化をしているという。

今後は故障に気を配りながら、試合を選んでいく。近年は海外遠征を多く重ねていたが、今季は国内になる見込みだ。「プロスポーツも開幕してくる。これから徐々にスポーツで(世の中を)盛り上げていけたら」と話した。