男子1600メートルリレーでは、磐田北が3分12秒92の大会新記録をたたき出して優勝した。1走の梶原涼(1年)が好スタート。2走のタナカ・エドゥアルド(3年)、3走の桑原祥弥(2年)で独走状態になると、4走の平野友貴(3年)がさらにリードを広げてフィニッシュ。他校を圧倒した。計4組32チームのタイムレースで争われ、2010年(平22)に浜名が記録した3分13秒52の大会記録を0秒6更新した。平野は「難しい1走を梶原がうまく走ってくれた」と1年生に感謝。「大会新を狙っていたのでうれしいです」と白い歯を見せた。

今後は10月の全国高校陸上リレー競技(横浜市)への出場を予定している。次なる目標は県高校記録3分9秒95の更新だ。個人の修正点として平野は「課題の前半を見直して、後半で加速する走りを身に付けたいです」と意気込んだ。【古地真隆】

○…東海大静岡翔洋の室月里莉花(3年)が、今大会出場選手の中で最多となる4冠に輝いた。この日は女子200メートル、1600メートルリレーで優勝。18日は400メートル、400メートルリレーを制していた。「率直にうれしいです」と目尻を下げた。アンカーを務めた1600メートルリレーでは、3番手でバトンを受けると残り200メートルでスパート。先頭に立ち、後続を突き放してゴールした。「良い位置でバトンが来た。仲間を信じて走れました」と振り返った。

○…浜松湖東の島田開伸(3年)が、男子200メートルを21秒01の自己ベストで優勝し、18日の100メートルに続いて今大会2冠を達成した。「スタートでうまく出て、後半も力まずに走れた」とうなずいた。今後は全国総体の代替大会となる、10月の全国高校陸上(広島市)へ照準を合わせる。「2冠が目標です」と宣言した。