衛藤昂(29=味の素AGF)が真野友博(九電工)とのジャンプオフ(順位決定戦)を制して2メートル27で優勝。「記念すべき新国立競技場での最初の試合で優勝できて、嬉しい気持ちでいっぱい」と胸を張った。

1年後の東京五輪会場で躍動した。「憧れの舞台。公式練習のときは身体が硬くなって、バーを落としてしまった」と振り返る。それでも身体を動かすうちに心も体もほぐれ、「跳びやすい競技場だと思うようになった」。

トレードマークのハチマキはこの日はつけずに臨んだ。「去年は去年、今年は今年ということで、リラックスして跳びたいと思った。ころころ変えて、見た目も変わった」と、満面の笑みを浮かべた。