前年2位の川田朱夏(21=東大阪大)が2分3秒54で初優勝を飾り、「ゴールしてほっとした。うれしい」。にこやかに笑った。

序盤から先頭に立って主導権を握り、「自分のレースができた」。2周目に入ったところで田中に先頭を譲り、さらに前年優勝の卜部もペースを上げてきたが、位置取りを下げてじっと直線で外からラストスパートを掛け、2位の塩見らを突き放した。「抜かされても落ち着いてレースをして最後に勝負できた。楽しかった」。充実感が漂った。