陸上の日本選手権(新潟)は3日、閉幕した。

大会は1日から3日間。1日2000人を上限とし、新潟在住者の計5218人が来場した。日本陸連の尾県貢専務理事は「観客を入れた日本選手権の開催は大きな挑戦だった。スポーツの真価を感じていただけたと信じている」と振り返った。

トラックやフィールド種目は競技会が再開してきた一方で、まだロードレースは中止や延期が続いている。観客の密を危惧した上で、「そのあたりを徹底すれば、十分に開催できると思う。自信はあります」とも述べた。

尾県専務理事は、日本オリンピック委員会(JOC)の強化本部長も兼ねている。「各競技団体には、安全に競技会を運営することが、東京オリンピック、パラリンピックにつながるという気持ちがある。この日本選手権のノウハウをしっかり、客観的に見つめ直し、それぞれの競技団体に共有していきたい」と語った。