スーパー1年生が輝きを放った。順大の三浦龍司(18)が1時間1分41秒の日本人選手トップとなる5位に入り、チームを1位通過で10年連続62回目の箱根路へ導いた。 初挑戦のハーフマラソンで、マラソン日本記録保持者の大迫傑(29=ナイキ)が早大1年時(10年)に出したU20(20歳未満)日本記録を6秒更新した。2位以下は中大、城西大、神奈川大、国士舘大、日体大、山梨学院大、法大、拓大、専大までが予選を通過した。本戦は前回優勝の青学大などシード10校、オープン参加の関東学生連合を加えた21チームで、来年1月2、3日に行われる。

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◆箱根駅伝予選会 各校14人までのエントリー選手のうち、10~12人が出場する。全員がハーフマラソン(21・0975キロ)を走り、チーム上位10人の所要合計タイムの少ない上位10校が本戦出場権を獲得。

例年は東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地をスタートして市街地を走り、国営昭和記念公園へとゴールしてきたが、コロナ禍の今回は駐屯地内を周回する形で実施。当初は非公認コースと発表されたが、その後、公認コースの申請を行い、世界陸連の承認を得た。感染症対策のため無観客で実施。スタート時には「密」を避けるため、前後左右の間隔を確保した状態での異例の号砲となった。

本戦には前回優勝の青学大などシード10校、予選会を突破した10校、予選会の記録上位者を中心に編成する関東学生連合(オープン参加)の計21チームが出場する。なお本戦について、関東学生陸上連盟は沿道での応援自粛を求めている。