中大は期待の1年生、吉居大和が快走した。チーム最高となる1時間1分47秒で、日本人6位(全体10位)でゴール。チームの予選2位通過、歴代最多94回目の本戦出場に貢献したが、「日本人トップを目指していたので悔しい。本戦までにもっと強くなる」。

序盤から日本人のトップ集団につけ「積極的に入ることができた」。中盤にペースが落ちる難しい展開となり、追い上げてきた三浦との1年生対決で後塵(こうじん)を拝した。とはいえ、自身のこの日のタイムは従来のU20記録に並ぶもの。「(ハーフマラソン出場が)初めてで61分台を出せ、うれしい気持ちもある」と口にしつつ、「勝負に勝ちたかった。三浦君に負けてすごく悔しい」と話した。

同学年のライバルへの対抗意識をむき出しにするルーキーは、この日の収穫と悔しさを糧に、さらなる成長を遂げるはずだ。【奥岡幹浩】