積水化学が2時間17分3秒で優勝した。1区から先頭を譲らず、2位ヤマダに1分3秒の差を付ける圧勝劇だった。上位14チームに与えられる全日本実業団女子駅伝(クイーンズ駅伝、宮城・11月22日)に12年連続22度目となる出場を決めた。

 

1区(7・0キロ)佐藤早也伽 22分22秒(区間新)

「少しでも後ろの区間の人たちに流れを作り、勢いを伝えたいと思って走った。それができたのかなと思う。よかった」

 

2区(3・6キロ)卜部蘭 11分21秒(区間3位)

「早也伽さんが勢いを持って、タスキをつないでくれた。新谷さん、それ以降の選手に、少しでも、1秒でも早くという気持ちで走った」

 

3区(10・7キロ)新谷仁美 32分43秒(区間新)

「一言できつかった。あまり後ろは気にしなかった。直接の応援がなかったのは、ちょっときつい部分だったが、画面越しからのたくさんの応援があると思ったら頑張れた」

 

4区(3・8キロ)宇田川侑希 12分34秒(区間9位)

 

5区(10・4キロ)和田優香里 35分59秒(区間15位)

「結果的に逃げる走りになってしまったが、日頃から支えてくださっている社員の方々のメッセージ、応援がたくさんあり、前へ前へという強い気持ちで走ることができた」

 

6区(6・695キロ)森智香子 22分4秒(区間9位)

「無観客開催で昨年に比べて、沿道は少し寂しかったが、積水化学の会社の方たちや、いろんな方に応援のメッセージをもらっていた。その方たちに感謝の気持ちを伝えたいと思っていた。一番最初に笑顔でゴールに帰ってくる。それを必ず達成するという強い気持ちで走った。クイーンズ駅伝では、さらにレベルを上げられるように、この1ケ月、チーム一丸でやっていきたい」

 

野口英盛監督

「クイーンズ駅伝を見越して、序盤から先頭に立ち、最後まで勝ちきることができた。この勢いの1ケ月で加速できるようにやっていきたい」