全日本実業団対抗女子駅伝(22日、宮城)の前日会見が21日にオンラインで行われ、東京オリンピック(五輪)マラソン代表の前田穂南(24=天満屋)は「優勝を目指して取り組んできた。チーム一丸となっていい走りが出来れば」。10年ぶり2度目の制覇に意欲を見せた。

昨秋のマラソン・グランドチャンピオンシップ優勝者で、今年7月には5000メートルと1万メートルで自己記録を更新。9月の全日本実業団対抗選手権でも1万メートルで3着と存在感を示した。現在の状態については「徐々に良くなっている」。

今年も最長区間(10・9キロ)の3区を走る。同じく東京五輪マラソン代表の一山(ワコール)や、今季絶好調の新谷(積水化学)らと激突。2年前は35分15秒で区間5位、前回は34分55秒で区間3位と記録を伸ばしており、「去年より速いタイムで走りたい。1秒でも速く次の人に渡せれば」と健闘を誓った。