途中からレースを引っ張ってきた広中璃梨佳(りりか、日本郵政グループ)は最後に力尽き、残り半周で田中に先頭を奪われた。「相手を気にせず、自分のレースで最後まで押していこうと思っていた。最後は、まだまだ弱い自分がいるなと感じた」。

20歳になったばかりの社会人2年目のホープは、来年6月の日本選手権で、再びオリンピック(五輪)切符獲得に再び挑む。「その時には、また一段と強くなった広中璃梨佳を見せたい」と成長を誓った。