40歳でニューイヤーの舞台に立った。陸上男子5000メートルの元日本記録保持者・松宮隆行(愛知製鋼)が6区(12・1キロ)に出場した。

19位で走り始め、22位でタスキを渡した。37分37秒。20回目の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)は36人中区間23位。晴れやかな表情で走り終えた。

昨年2月21日に40歳になった松宮は、同9月に5000メートルで13分58秒61を出した。自己ベストは07年の13分13秒20秒だが、40歳にしては、まさに驚異的と言えるタイムを残していた。上位6チームに全日本実業団対抗駅伝の出場権が与えられた同11月の中部実業団対抗駅伝でも6区を区間6位で走っていた。

松宮は秋田・花輪高を卒業後、コニカミノルタに入社。08年北京オリンピック(五輪)にも5000メートルと1万メートルで出場した。15年4月から愛知製鋼に移籍し、選手兼コーチで活躍していた

4区(22・4キロ)では34歳の佐藤悠基(34=SGホールディングス)が14人抜きの激走で、1時間4分0秒の区間賞を獲得していた。