エントリー変更が行われ、東洋大は7年ぶりの5度目の総合優勝へ、復活を期すエースで主将の西山和弥(4年)を7区に投入した。1万メートルで28分3秒94のタイムを残す学生トップクラスの実力者で、2分14秒差で追う1位の創価大を逆転するためのキーマンになりそうだ。

ルーキーイヤーから1区で2年連続の区間賞を獲得も、昨年は股関節の故障を抱え、3年目となった1区では区間14位と失速した。全日本でも7区で11位と低迷したが、ここ一番、最後の箱根路での力走が待たれる。「今までの駅伝で不甲斐ない結果でチームに迷惑をかけている。最後の箱根駅伝でチームに恩返しをして、卒業できるようにしたい。箱根駅伝へ向けて、質の高いものが出来ている。ピークを合わせることに集中している」。大会直前には、固く誓っていた。