6区花崎悠紀(3年)が2分21秒あった首位創価大との差を1分近く詰めてきたところで大八木弘明監督が乗った監督車が合流すると、早速、大声でゲキを受けた。大八木監督は「今、区間賞と1、2秒の差だ! 順大と争っている。良い感じで走ってきたぞ!」と叫んだ。その声を聞いた花崎は鬼の形相で必死に前を追った。

「逆転の駒大」と呼ばれるゆえんは過去6回の総合優勝で4回が復路逆転。ただその全てが往路2位からで今回は同3位。過去、逆転優勝した4回と比べてもトップとの差は2分21秒と大きいが、これをひっくり返せば再び「逆転の駒大」が世間にとどろく。