男子100メートルで自己ベスト10秒07の多田修平(24=住友電工)は追い風4・0メートルの参考記録ながら、10秒08をマークした。

10秒04だった小池祐貴(25=住友電工)に次ぐ2位。「優勝できなかったのは残念だが、100メートルの初戦としてはいい形で終えられた」と話した。まだまだ体のキレは上がるとし、「70点ぐらい」と振り返った。

追い風2・0メートルを上回る参考記録ながら、17年9月以来となる10秒0台だった。「やっと、ちょっとずつ戻ってきた感じ。次は公認で出せるようにしたい」。勝ちパターンはスタートから中盤で抜け出す走り。今後はそれを極めていく。次戦となる織田記念国際(29日、広島)で、東京オリンピック(五輪)の参加標準記録10秒05の突破を見据えた。