ぎふ清流ハーフマラソンの実行委員会は16日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、25日に予定されていたレースの開催を見送ると発表した。

大会には女子マラソン代表の一山麻緒(23=ワコール)に加え、男子では元マラソン日本記録保持者の設楽悠太(29=ホンダ)、1万で五輪と世界選手権合わせ5度の入賞を誇るビダン・カロキ(30=トヨタ自動車)、川内優輝(34=あいおいニッセイ同和損保)らがエントリーしていた。

大会長の高橋尚子氏は「『ぎふ清流ハーフマラソン』を楽しみにしてくださっている多くのランナーの皆さんに岐阜の地で思いっきり走っていただく事ができなく大変申し訳なく思います。今年は岐阜でお会いできませんが、新型コロナウイルス感染症が一刻も早く終息し、次回、元気な笑顔でお会いできることを心から楽しみにしています」とコメントした。

感染対策を徹底した開催方法を探ってきた。しかし、変異株も増加傾向で、大型連休前であることなどを考慮し、参加者、スタッフ、地域住民らの安全を考え、今回の判断に至った。出走権を持っていた人が対象のオンラインでの大会は実施される。