東京五輪マラソンコースを使用したテスト大会で、五輪代表の服部勇馬(27=トヨタ自動車)が24位となった。1時間2分59秒(速報値)を記録した。

服部は、前日4日の記者会見で「夏場を想定すると(1キロ)3分から3分5秒になる。そのペースで走ることで、体にどういう反応があるのか確認したい」と1キロ3分5秒を目安にする意向を示していたが、2分50秒台で走る場面が多くなった。レース後には「3分5秒を想定していたけれど、思っていた以上に走りやすかった。ものすごく自信になった」と充実した表情を見せた。

札幌のマラソンコースは20年8月に3日間の試走に臨んでおり「今回は8月の本番に向けて、コースを見るのを重要視しています。順位や記録を狙うのではなく、1キロ3分5秒のペースを刻みながら、どれぐらいの強度で走れるのかを確認したい」と口にしていた。

東京五輪の男子マラソンは8月8日に行われる。勝負の舞台に向けて「3カ月前にレースで試走できたのは自信になる。8月8日の本番に向けて、しっかり準備していきたい」と意気込んだ。