東京オリンピック(五輪)マラソンコースを使用したテスト大会を、ヒラリー・キプコエチ(ケニア)が制した。ハーフマラソン自己ベストとなる1時間0分46秒を記録した。

国外から参加した選手の1人。新型コロナウイルス対策で規制が多くあり、キプコエチは「確かに規制はたくさんあった。成田空港に到着し、札幌に来てからもそう。ホテル内でも規制があった。今までのように好きにトレーニングしたり、友達と会ったりはできなかった。仕方がないけれど残念。だが、これには従うしかない。理解しています」と一連の流れを振り返った。

同じケニアにはフルマラソンの世界記録(2時間1分39秒)保持者で、16年リオデジャネイロ五輪金メダルのエリウド・キプチョゲ(36)がいる。キプコエチは「ケニアでも本当に伝説のような選手。しかし(キプチョゲが)ベストを尽くせば『非常にいいタイムが出るのでは』と思っています」と太鼓判を押した。