19年世界選手権男子400メートルリレー銅メダリストの白石黄良々(24=セレスポ)は右ふくらはぎ付近を痛めた。

男子200メートル予選3組。コーナーを抜ける直前で、苦悶(くもん)の表情を浮かべ、レースを止めた。そのまま走ることができなくなり、右ふくらはぎ付近を押さえた。足を引きずって、レーンの外に出た。そのまま車いすで運ばれた。

この日は200メートルを1本だけ走る予定だったが、それがアクシデントにつながってしまった。

白石は昨年末にアキレス腱(けん)を故障し、4月にも左太もも裏を肉離れしていた。まだ完全に不安が払拭(ふっしょく)されたとは言えない状態だった。その中で前日15日には100メートルを予選、準決勝、決勝と3本走って、優勝していた。