陸上の関西実業団選手権第3日は16日、大阪・ヤンマースタジアム長居などで行われ、男子100メートル決勝で多田修平(24=住友電工)が10秒19を記録し、優勝した。

準決勝を10秒45で1位通過した多田は決勝も他選手を寄せつけなかった。午前中は雨が降り、湿度も高い悪条件の中、シーズンベストを記録。多田は「後半バテてしまったけど、次につながるいい走りが出来た」と表情を明るくして語る。しかし反省点も多く「スタートがうまくいかなかった部分があった。後半も固くくなっていた。10秒05を出したかった」と悔しい表情を見せた。

6月24日から開幕する日本選手権の会場でもあるヤンマー長居スタジアムは17年の日本選手権でロンドン世界陸上の出場を決めた思い出の場所でもある。多田は「今年も長居で勝って、東京五輪の代表をつかみたい」と宣言した。