東海大の石原翔太郎(2年)が28分05秒91の2位だった。

昨季から主力として活躍した新エース候補。流経大1年のサムソン・ディランゴには約4秒差で敗れたが、日本人トップで力を示した。「1番を狙っていた。悔しい」。今回は対抗戦ということもあり、順位を最優先に走ったが、今後はトラックシーズンで記録を求めていく。1万メートルでは27分台を目指す。

1年生だった頃とは違う覚悟がにじむ。「後輩が入ってきた。負けないぞという自覚を持って取り組んでいる」。昨季は全日本4区で区間新、箱根3区で区間賞。まだ2年生だが、背中で示し、結果を求められる立場を担う。その意識が、石原を、もっともっと強くしていく。