男子5000メートル決勝は遠藤日向(住友電工)が13分28秒67で初優勝した。

しかし五輪参加標準記録の13分13秒50には届かず、「優勝してこんなに嬉しくないレースは人生初めて」と悔しさを口にした。

学法石川高(福島)時代には世代最強ランナーと評された逸材。世界と戦うために大学進学ではなく実業団入りを選び、18年からは米国を拠点を置いて練習を重ねてきた。「今季は13分20秒台をいまのところ2回走れている。基礎的な力は付いてきていると思うので、あとは狙った大会で爆発的な力を出せるようになりたい」と誓った。

松枝博輝(富士通)が13分30秒21で2位となり、激しい3位争いは坂東悠汰(富士通)が相沢晃(旭化成)を0・07秒差上回った。さらに約0・5秒差の4位が塩沢稀夕(富士通)だった。