前マラソン日本記録保持者である大迫傑さん(30)が15日、公の場に登場し、近況について語った。ボディケア「Re.Ra.Ku PRO」東京・永田町店のオープニングイベントに出席。現役ラストレースから約1カ月がたった。

「1ついい形で終わりたいと思っていた」。練習過程も含め、完全燃焼の6位入賞だった。まだ引退したことに対する特別な感情は少ない様子。「どのマラソンの後も2週間から1カ月ぐらいゆっくりとした期間がある。まだ特に、あらためて何かを思うようなことは少ない」と話した。

激しい練習を積みながら、故障が少ないのも大迫さんの特徴だった。その自身が練習後に行っていた施術も含まれたメニューを受けられる同店にはカフェも併設されている。大迫さんも練習へと向かう「スイッチ」を入れるべくコーヒーを飲んでいたという。「これから行くぞと、スイッチオンにする時、コーヒーの覚醒効果を利用していましたね。毎朝、エネルギーを得ていました」と現役時代のルーティーンも明かした。

第2の陸上人生。今後はケニア、米国、日本などを舞台に、次世代の育成に力を注いでいく。生活拠点は「おいおい決めていこうと思います」とした上で、「いろんな場所で活動していきたい」と語った。