エース区間の3区(8・5キロ)で創価大のフィリップ・ムルワ(3年)が23分49秒の区間賞をマークした。10位でたすきを受け取ると、快調に飛ばして2位に浮上。相沢晃(当時東洋大)が持つ区間記録には惜しくも3秒届かなかったが、8人抜きの快走を演じた。30度近い気温が計測される中で、暑さにも強さを示した。

レース後には「出雲は初めてのレース。楽しかった。今日はめっちゃ暑いね。たぶんターゲットタイムで走りました」と、日本語でインタビューに応じたムルワ。「4区、5区、6区、頑張ってください」と、このあとの区間を走るチームメートにエールを送った。

ケニア出身の留学生。今年1月の箱根駅伝では初出場ながら花の2区を任されて好走し、チームの往路優勝、総合2位に貢献した。