第75回の今大会で幕を閉じる福岡国際マラソン(5日12時10分スタート)の招待選手記者会見が3日、福岡市内で行われた。

プロランナーの川内優輝(34=あいおいニッセイ同和損害保険)は、感謝の力走に意欲を見せた。

09年に同マラソン初出場以来、12回目となる今年で最後となる大会に向けて「最後なんだなと感じながら走るという風になるのかな。福岡への感謝の気持ちを伝えたい」と感慨深げ。

ただ、自身は9月のけがで「10月中旬から走り始めたが最初は『つえ』みたいな状況から始まって…。ウオーキングで1キロ7分半とか、かかった」というケガ明けの参戦となった。

それでも「準備期間は1カ月半しかなかったが、やることはやった」。世界選手権に4度出場し、うち2度が同マラソンの快走で代表に選ばれた愛着のある大会のラストへ意気込んだ。

自己ベストは今年2月のびわ湖毎日の2時間7分27秒を持っている。