国際オリンピック委員会(IOC)元委員で国際陸連(現世界陸連)前会長のラミン・ディアク氏が3日、セネガルの自宅で死去した。88歳だった。ディアク氏の息子によると自然死という。ロイター通信が報じた。東京五輪招致を巡る贈収賄疑惑でフランス司法当局の捜査を受けていた。

元走り幅跳び選手だったディアク氏は1999年に国際陸連の会長代行となり、2001年に会長に就任。15年の退任まで長期政権を築いた。14年に発覚したロシア陸上界の組織的ドーピング疑惑では、収賄や資金洗浄の疑いでフランス当局の捜査を受け、20年9月に禁錮4年の実刑判決を受け、控訴していた。

東京五輪招致疑惑では、東京の招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に送金した2億円超の資金が、当時IOC委員で影響力のあったディアク氏を父に持つパパマッサタ氏側に渡り、票集めの賄賂などに使われた疑いが持たれた。(共同)