3区でトップに立った青学大が、主将の飯田貴之(4年)の好走で4区(20・9キロ)でも首位を堅持した。飯田は20年96回大会で山登り5区で区間2位。青学大往路優勝に貢献し、フィニッシュのテープを切った。今回も当初は5区候補と言われたが、この日の走者変更で補欠から4区に入った。

【箱根駅伝往路】ライブ速報>>

3区を終わって、太田蒼生(1年)からタスキを受けた時は2位の東京国際大とはわずか12秒差だった。しかし、徐々に差を広げ、7キロ地点の二宮では1分1秒差。残り約5キロの酒匂橋では1分23秒差まで広げた。

4区の終盤では原晋監督から「行ける、行ける。キャプテンの意地だ」と声をかけられた。その度に歯を食いしばり、足を動かした。最終的に区間3位の1時間1分46秒で好走。2位の東京国際大に1分37秒差をつけ首位で山登り5区の若林宏樹(1年)にタスキをつないだ。

区間賞は6人抜きでチームを5位にまで押し上げた創価大の嶋津雄大(4年)が、1時間1分8秒で獲得した。