トップでタスキを受けた青学大の佐藤一世(2年)は、2位駒大と4分51秒差があったが、スタートから区間記録のハイペースを飛ばした。

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2位駒大は1万メートル27分41秒の記録を持つ鈴木芽吹(2年)を満を持して投入。中継所で1秒差の3位だった順大の津田将希(4年)と競り合いながら青学大を追った。6・9キロの茅ケ崎のポイントでは青学大との差を10秒縮めた。動きが出たのは12キロすぎ。順大の津田がスパートして単独2位に上がり、駒大の鈴木を一気に突き放した。

青学大の佐藤は15キロすぎの上り坂からペースが落ち始めた。左太ももを手でたたくシーンもあった。

15・9キロの遊行寺坂のポイントでの青学大と順大のタイム差は4分31秒に縮まった。3位駒大は順大に44秒遅れて通過した。それでも青学大の佐藤はラスト1キロを笑顔でスパート。きっちりとトップでタスキを渡した。

区間賞の力走を見せた津田の順大が4分32秒差で2位。3位は7分27秒差で7位から追い上げた中大が続いた。駒大の鈴木は終盤に失速。最後はジョギングするようなペースになり、次々と後続に抜かれて、トップと7分50秒差の6位で9区にタスキをつないだ。