豪華なペースメーカーが、レースを盛り上げた。松田瑞生(26=ダイハツ)と上杉真穂(26=スターツ)の第1集団は、箱根駅伝で「3代目山の神」と呼ばれた神野大地(28=セルソースアスリート)ら3人がペースを刻んだ。神野は白黒のマフラーを首に巻いて、時折、選手の姿を見ながらペースメーク。ハーフポイントを1時間9分57秒で通過する高速レースを演出した。

第2集団では川内優輝(34=あいおいニッセイ同和損保保険)らが、佐藤早也伽(27=積水化学)らをアシストした。川内は25キロ過ぎの給水ポイントで、選手たちが無事にドリンクをとれるかどうか、何度も振り返るなど、気遣いを見せていた。