早稲田大学競走部は1日、新監督に大前祐介氏(39)が就任したとホームページで発表した。05年から監督を務めた礒繁雄氏は「新たな指導体制および部員指導に補助的に関わる予定」としている。

大前氏は東京・本郷高から早大に進学し、卒業後は富士通で競技を続けた。短距離専門で、200メートルが主戦場。06年アジア大会にはリレー代表で出場している。20年から早大競走部の短距離コーチを務めていた。

大前氏のコメントは以下の通り。

「早稲田大学競走部12代目の監督となります、大前祐介と申します。

私自身も、大学3年の時から指導を受けておりました礒監督からのバトンタッチとなります。私自身は教職員ではなく外部からの招聘となりますので、今までとは違った視点で学生とともにチームを作り上げていきたいと考えております。

早稲田アスリートプログラム(WAP)にもありますように、『高いレベルで文武両道を実践する学生アスリートを育成し、社会を支えるグローバルリーダーを輩出すること』この根幹は変わりませんが、現代の社会に合った行動をとることのできる柔軟な思考・行動ができる学生を育成・教育できるよう、一社会人としての経験を存分に発揮していきたいと考えております。

早稲田大学競走部が早稲田のリーダーになり、そして社会においてもリーダーになる。

そんな人材育成・教育をして参ります。

今後ともご声援・ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします」。