東京マラソンで日本勢トップの4位に入った鈴木健吾(26=富士通)が7日、自身のツイッターに「大きな一歩」と記した。

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レースから一夜明け、「トップとはまだまだ差が大きいけど、私にとっては大きな一歩でした。これからも自分らしく。ありがとう、東京マラソン」とつづった。

前日のレースでは、自身の持つ日本記録2時間4分56秒を更新するペースで前半から飛ばしたが、惜しくも2時間5分28秒と32秒及ばなかった。優勝したキプチョゲ(ケニア)の異次元の走りを実感した一方で、自らの走りにも満足感が充満。レース直後には女子で日本人トップだった妻の一山麻緒(24=ワコール)と抱き合って喜び、涙ながらに「(日本記録で)周囲の目も変わり、精神的にダメージを受けることが多かった」と苦しかった胸の内を打ち明けていた。

名実ともに日本のエースとなった鈴木は、いろんな苦労が報われての結果を「大きな一歩」と表現。今後に向けては「自分らしく」とさらなる飛躍も誓った。