陸上男子100メートルで元日本記録保持者の桐生祥秀(日本生命)が28日、自身のツイッターで織田記念(29日、エディオンスタジアム広島)を欠場することを発表した。100メートルに出場する予定だった。大会本部によると、右ハムストリングの違和感が理由という。

ツイッターには「29日の織田記念ですが出雲大会レース中に足に違和感を感じてゴールしました。昨日検査したところ軽い怪我でしたが大事をとって織田記念は欠場します」(原文まま)と投稿した。

桐生は24日に島根県内で行われた出雲陸上の100メートルで、予選で10秒12(追い風2・1メートルの参考記録)、決勝では10秒18(追い風1・5メートル)を記録して優勝していた。

今季は7月に世界選手権(米オレゴン州)が行われる中で、織田記念では参加標準記録(10秒05)の突破にも意欲を示していた。5月8日にはセイコーゴールデングランプリ(国立競技場)、6月には日本選手権も控えており「次戦にむけてしっかりと体を準備していきたいと思います」とつづった。