陸上男子100メートルで日本記録保持者の山縣亮太(セイコー)が29日、昨年手術した右膝の状態を明かした。織田記念国際(エディオンスタジアム広島)の陸上教室に参加後、報道陣の取材に応じ「回復は順調だけど、パリまでに完全に治したい。体の機能改善を含めて時間を割きたい」と説明した。

昨年10月に右膝の手術を受けて、織田記念国際も欠場を選択した。24年パリオリンピック(五輪)を見据えて「マイペースな調整になる」と見通しを語った。今季は6月に日本選手権、7月には世界選手権(米オレゴン州)が開催されるが、状態を見極めながら調整を進めていく。