陸上の日本選手権1万メートル(7日)の前日会見が6日、会場の国立競技場で行われ、世界選手権(7月、米オレゴン州)の参加標準記録を突破済みの五島莉乃(24=資生堂)と小林成美(名城大4年)が対応した。

女子の大学長距離界でトップを走る小林は「不安な気持ちも少しはあるけど、こういうことも人生で1度、これから先にあるかないかくらい。このような状況を楽しんで全力を尽くしたい」と覚悟を示した。

五島は「標準記録を突破してから自分の中で世界選手権に絶対出場して、日の丸を背負うんだという気持ちが強くなった。積極的なレースが進められたら」と意気込んだ。

2人は3位以内に入れば世界選手権の代表に内定する。同じく参加標準記録を突破している東京五輪1万メートル7位入賞の広中璃梨佳(21=日本郵政グループ)、不破聖衣来(拓大2年)らとの争いとなる。広中と不破は会見に出席しなかった。

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