日本記録(13秒06)保持者の泉谷駿介(住友電工)が、組1着の13秒29(向かい風0・2メートル)で12日の決勝に進出した。

故障明けのレースながら好調ぶりを予感させた。「思った以上に中盤以降が安定していた」。3月に行われた日本室内選手権60メートル障害で、左足首を捻挫。4月の織田記念(広島)は予選を走ったものの決勝を棄権、5月のGGPは欠場と回復に専念した。

決勝では連覇がかかる。順大の2学年後輩にあたる村竹ラシッドが、同日の予選で世界選手権(7月、米オレゴン州)の参加標準記録を100分の5秒上回る13秒27をマーク。「予選から結構速いタイムでびっくりした。そこで気合入って、自分も頑張ろうと思った」と刺激を受けていた。