1951年のボストン・マラソンで日本人初優勝を果たした田中茂樹(たなか・しげき)さんが4日に死去した。91歳。広島県出身。関係者が明らかにした。

広島・比婆西高で頭角を現し、日本大へ。20歳で挑んだボストン・マラソンを2時間27分45秒で制した。被ばく経験はないが広島出身のため「原爆ボーイ」と注目された身長162センチの日本人の快走は現地で驚きを持って迎えられ、敗戦6年後の日本では快挙と捉えられた。

箱根駅伝は2年で5区1位。膝を痛めたこともあり52年ヘルシンキ、56年メルボルンと五輪の代表を逃した。引退後は、日本陸上競技連盟理事や全国マラソン連盟会長などを歴任した。(共同)