「日本一速い監督」こと、立教大陸上競技部の男子駅伝チームを率いる上野裕一郎(37)は14分0秒20で25位だった。

前半は積極的に前に出て、途中は先頭で引っ張るなど3000メートル付近までは上位にいた。だが、終盤のペースアップについて行けず、ずるずると後退した。

それでも14年ぶりの日本選手権同種目優勝を狙い、元気な姿を披露した。

ことし1月の箱根駅伝にチームを55年ぶりの出場に導くなど、自らの走る姿を見せながら強化。その教え子たちに自分の姿を通して、この日も前に出て行く「積極性」を体現した。