<陸上:千葉国体>◇4日目◇4日◇千葉県総合スポーツセンター

 09年陸上世界選手権男子やり投げ銅メダリストの愛媛・村上幸史(30=スズキ浜松AC)が男子成年で、81メートル82の大会新で優勝した。96、97年の少年共通の部の優勝2回と、00、01、03、04、06、07年と合わせて、通算9回目の優勝。昨年、一昨年は成年男子が実施されなかったので、06、07年に続き3連覇だ。

 村上は1投目で79メートル56の大会新を出すと、2~5投目をパス。最終6投目で記録を伸ばすと、右手人さし指で高々と天を指してNO・1をアピールした。「1投目で(優勝を)決められて満足です。1投目は楽に投げただけ。それだけで、やめようかと思ったけど(2位に入った)佐藤(寛大=宮城)が、いい投げをしていたので、投げたくなった」。来月、中国・広州で開かれるアジア大会では、過去2連続で銀メダル。「4年間は長い。どうしても今回の大会だけは、という思いです」と必勝を誓っていた。