<陸上:セイコー・ゴールデングランプリ川崎>◇8日◇等々力

 男子やり投げの村上幸史(31=スズキ浜松AC)が、「82メートル超3連発」で優勝した。1回目にいきなり82メートル90を記録すると、2本目が82メートル23、3本目も82メートル90。「過去最高」と自画自賛の試技で残り3本をパスし、2位のファーカー(ニュージーランド)らを圧倒した。村上は「1、2、3投目と今まで投げられなかったような試技ができた。すごく大きな自信になる。あとは85メートルのラインをいつ超えるか、それを待つだけ」と元気よく話した。8月の世界選手権(韓国・大邱)に向け「前回のメダリスト(09年銅メダル)として出なきゃいけない大会。期待される中でしっかり勝てるようになりたい」と意気込んだ。