<陸上:日本選手権>◇初日◇10日◇埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

 期待に違わず好記録が続出したのが男子200メートル予選。1組では斎籐仁志(24=サンメッセ)が20秒55、2組は小林雄一(21=法大)が20秒59でトップ通過。ともに自己記録更新はならなかったが、世界陸上のA標準を上回るレベルだった。

 他にも3組トップの高瀬慧(22=富士通)ら3人が、今大会前に標準記録を上回っている。加えて北京五輪4×100メートルリレー銅メダルのメンバーだった高平慎士(26=富士通)、昨年の日本選手権優勝者の藤光謙司(25=セーレン)らの実力者も予選を通過。

 斎籐は「全力ではありませんが、驚くタイムじゃない。明日の決勝は思い切って20秒2~3台を狙います」と強気なコメント。決勝はハイレベルの激戦が予想される。