<陸上:日本選手権>◇最終日◇12日◇埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

 男子やり投げは村上幸史(31=スズキ浜松AC)が82メートル75と22年ぶりの大会新で12連勝を飾ったが、2位争いもレベルが高かった。2位のディーン元気(19=早大)3位の荒井謙(29=七十七銀行)4位の新井涼平(19=国士大)が自己記録を更新。特にディーンは79メートル50の世界陸上B標準にあと30センチと迫る大アーチだった。ディーンは「結果としては悔しいですけど、最後の6投目に自己新を投げられたのはよかった。これも1つの成長の糧にしたい」と冷静に振り返った。村上がA標準を突破しているので、今後ディーンがB標準を超えれば代表入りの可能性が残されている。