<陸上:アジア選手権>◇初日◇7日◇神戸ユニバー記念競技場

 女子100メートル予選で、日本の実力者が明暗を分けた。日本選手権2位の市川華菜(20=中京大)は11秒76で1組2着。ゴール後は左太ももに違和感を感じ、医務室へ直行したが、3組2着の岡部奈緒(チームミズノアスレチック)とともに8日の決勝へ駒を進め「予選は、ちゃんと通過することを意識して走りました。レース中も後半に伸びてくる感じが自分でも分かったので、良かったと思います」とコメントした。

 一方、3大会連続出場で、昨年の広州アジア大会同種目4位の高橋萌木子(22=富士通)は11秒85で2組3着。各組2着以内と、それ以外のタイム上位2人が進む決勝には0秒02足らず、予選落ちした。「本当にやってはいけない結果…。これは神様が私に与えている試練。乗り越えられない試練はないと思うので、一から練習します」と肩を落としていた。