<陸上:アジア選手権>◇初日◇7日◇神戸ユニバー記念競技場

 男子100メートルは日本勢3人が、8日に行われる決勝へ進んだ。準決勝1組目は、6月の日本選手権で3連覇を果たした江里口匡史(22=大阪ガス)が10秒36でトップ。川面聡大(22=中大)も10秒48で3着となり「スタートで自分でも信じられないくらい集中することができて、キタッーと思った」と興奮気味だった。

 大変だったのは、2組目だった小谷優介(21=立命大)。「江里口さんと川面が決めたんで、残らなアカンと。ユニホーム見たら『JAPAN』と書いてるし」と重圧を抱えながら、見事に10秒52で同組2着通過した。

 社会人1年目の江里口は「最年長なんで頑張りました。これから短距離界を引っ張っていくには僅差でなく、実力見せて差をつけて勝ちたい」と、後輩でもあるライバルに闘志を見せていた。