<陸上:ダイヤモンドリーグ第11戦・DNガラン>◇29日◇ストックホルム

 男子走り幅跳びのミッチェル・ワット(23=オーストラリア)が8メートル54、同やり投げのアンドレアス・トルキルドセン(29=ノルウェー)が88メートル43、女子5000メートルのビビアン・チェルイヨット(27=ケニア)が14分20秒87と、3種目で今季世界最高記録が誕生した。また、女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワ(29=ロシア)が4メートル76で優勝して復活をアピール。男子200メートルではウサイン・ボルト(24=ジャマイカ)が20秒03で優勝した。

 女子5000メートルのチェルイヨットは2000メートル過ぎにペースメーカーの前に飛び出すと、残り3000メートルを独走。2位に100メートル以上の差をつけて圧勝した。優勝記録の14分20秒87はケニア記録。「今回は速いレースをするビジョンで来ました。ケニア記録と今季世界最高を出せてうれしい」。世界記録にも約9秒と迫る歴代3位記録で「コンディションが整えば世界記録も破れると思う」と自信を見せた。