<陸上:東日本実業団対抗女子駅伝>◇3日◇さいたま市~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(6区間、42・195キロ)

 第一生命が2時間17分21秒のタイムで、2年連続2度目の優勝を飾った。33秒差でタスキを受けたエースの尾崎好美(30)が、最終6区で20分41秒の激走。先行する積水化学をゴール前100メートルで大逆転し、昨年に続いてトップでゴールテープを切った。

 尾崎は「勝てる確信はなかった。途中であきらめそうになったけど、姿が見えていたので強い気持ちで走った。久しぶりにスカッとした気分です」と満足そうに話した。また、山下佐知子監督は「トラックの残り1周で、相手のペースが落ちていたので逆転できると思った。勝たなきゃいけないレースだった。苦戦したけど勝ててうれしい」と話した。

 尾崎は20日に行われる横浜国際女子マラソンにエントリー。来年のロンドン五輪出場をかけて、再び大一番を迎える。8月の世界選手権では「金メダル」を公言した末に18位と沈んだことを踏まえ、「今回は内に秘めます。言葉より走りで示したい」と話した。