<陸上:日本学生対校選手権>◇3日目◇11日◇東京・国立競技場

 男子400メートル障害にはロンドン五輪代表の舘野哲也(中大3年)が出場。準決勝3組を2位(50秒12)で走り明日12日の決勝進出を決めた。

 この種目のロンドン五輪代表3人は全員が学生だったが、日本選手権優勝の岸本鷹幸(法大4年)は故障で欠場。中村明彦(中京大4年)は本職の十種競技に回ったため、五輪代表は舘野1人だけの出場に。だが、簡単に勝てるレベルではない。今年の学生は日本選手権決勝に7人が残るくらい好選手が多いのだ。「それでも、高いレベルのなかで勝つことに代表選手の価値があります。予選、準決勝とタイムでは負けていますが、決勝では勝負強さを見せたい」

 中学の頃から将来を見据えて逆脚踏み切りを練習してきた舘野。その武器が混戦となったときに生きてくる。