第62回別府大分毎日マラソンは3日正午、大分市高崎山・うみたまご前をスタートし、大分市営陸上競技場をゴールとする42・195キロのコースで行われる。レースを翌日に控えた2日、招待選手が大分市内のホテルで記者会見した。

 昨夏のロンドン五輪で日本男子2大会ぶりの入賞となる6位に入った中本健太郎(30=安川電機)は、同五輪後から駅伝シーズンに入ったため、十分なマラソン練習は積めていない。それでも「最低でも2時間10分を切り、自己ベスト(2時間8分53秒)を更新できれば」と目標を掲げた。過去10回のマラソンで優勝はなし。「ロンドン五輪では地味な感じでゴールしたから、今回は優勝してガッツポーズを出したい」とジョークで会場の笑いを誘っていた。山口県出身で所属のチームは福岡県を拠点にする。“準ご当所”で沿道の声援を受けながら、ゴールへひた走る。